第4工場稼働、「次の時代へ」
先日、こちらの記事でも発表しました通り、2020年10月に第4工場を取得し、12月より稼働予定として進めています。この記事では、当社が2025年までの中期計画として目指す姿と、その中で第4工場が担う役割を、岩崎工場長よりご紹介します。
2019年~2025年の7年間の目標
昨年より掲げている7年間のキャッチフレーズは「戦場の栄光工業」「やり切る」です。月刊社内報EMIEの冒頭や工場各所で、この強烈な言葉を目にされた方も多いかもしれません。まさに今、毎日が勝負という時を過ごしています。
7年間で私達が達成する目標は次の5項目です。
・年間売上30億円の達成
・売上のうち完成品の割合を70%に高める
・第4工場の建設
・人員270名(うち20名は協力企業)の確保
・自社開発製品の構想から完成へ
この度、「第4工場建設」が達成でき、他4項目のための大きな1ステップとなりました。
第4工場が担う役割
第4工場では、これまでのOEMに加えて、ODM(Original Design Manufacturing)と自社製品開発を行います。
ODM・自社製品ともに、設計開発部門と組立部門の強い連携が不可欠なため、第4工場に両部門を設置します。
敷地面積は1,200坪、工場面積は700坪で100m×20mほどの広さです。これは、第3工場(塗装・組立)のうち組立を行っているのが350坪なので、2倍の広さがあります。より多くの完成品の組立を同時に手掛けられるようになり、売上のうち完成品の割合を高めていける環境が整いました。
ODMまでの道のり
OEM・ODM・自社開発製品という3つのことばが出てきましたが、それらの違いは、製造業の流れのうちどの範囲を担うかということです。
上図のように、OEMは③生産、ODMは②設計開発・③生産、自社製品開発は①商品企画から販売まで全てを行います。しかし、OEMを行うには、ひとつ前の段階である開発設計への理解が必要ですし、同じくODMを行うにはさらに川上の商品開発への理解が必要です。
これまで当社では、①~④すべてを行う自社開発製品にトライしてきましたが、これはすぐに利益を出せるものではありません。しかし、自社開発製品を行っていなかったら、ODMに必要な技術は今ほど育っていなかったと思います。夢を描き、未来へ投資してきたからこそ、ODMを行えるステージに上ることができました。
次の時代へ
第4工場の稼働により、これまで培った総合力を存分に発揮できると思います。本当に毎日が戦いですが、いよいよ「次の時代へ」進んでいけると実感しています。