栄光の人

健康経営、はじめの一歩

健康経営という言葉をよく耳にするようになりました。

 

「従業員が健康でいることこそが、収益性の高い企業をつくる!」 だから、「従業員の健康を経営戦略として考え実行しよう!」

 

ということなのですが・・・。どうすればよいのか悩んでいる企業も多いかもしれませんね。当社もそうでした。

 

そこで昨年、健康経営のはじめの一歩として、各部門を率いる責任者が健康経営アドバイザーによる講義を受講し、基本の考え方を学んだうえで、当社で実践する具体的な取り組みについて考えました。今回はその一部をご紹介します。

 

冒頭の「従業員が健康でいることこそが、収益性の高い企業をつくる!」 についてですが、アプローチが2つあることを学びました。

 

1つ目は「健康な社員をもっと元気にすることで収益を増やす」こと、2つ目は「健康でない社員を元気にすることで損失を減らす」ことです。今回は後者に注目します。

 

では、社員が元気でないことで発生している損失ってなんでしょう?

 

わかりやすいのは、体調不良で欠勤することによる損失ですよね。でも、出勤していても、不健康によって損失が発生していることもあるんですよ。

 

たとえば、腰痛で作業がスムーズにできず時間がかかっているとしたらどうでしょう? たとえば夏場に、暑さのせいで集中できずミスが多発していたらどうでしょう? たしかにそんな状態では、本来発揮できる生産性より低くなっていますよね。欠勤と違って、出勤はしているわけですから、損失が発生していることを見逃してしまいそうですが、こんなふうに課題が隠れているのです。

 

例にあげた2つの課題に対して実際に当社が行っている解決策はこちら。腰痛を和らげスムーズに動けるように毎朝ラジオ体操をしています。ちなみにラジオ体操は創業当初から続けている大切な習慣です。また、夏の暑さ対策としては、こまめな休息と水分補給を徹底するため、休憩回数を増やしたスケジュールにしています。

 

「健康でない社員を元気にすることで損失を減らす」には、欠勤か出勤かという単純な見方ではなく、従業員がどのような健康状態で働いているかということを丁寧に観察して対策を考えていかなくてはいけないですね。

 

事業内容や職場環境によって課題や解決策も様々なので、企業ごとに健康経営の姿は変わってると思いますが、当社に合った健康経営の実践をこれからも進めていきたいと思います。

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