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《現場リレー#01》ARM事業部

ブログシリーズ「現場リレー」では、製造現場の一連の流れを全6記事で紹介します。初回はARM事業部の大川さんに教えてもらいました。なぜ大川さんに聞いたかというと、入社10年目、次の挑戦をもって製造のスーパーマンになりうる逸材だからです!

 

当社は金属の装置設計開発から完成品まで一貫生産する企業ですが、ざっくり流れを示すと、

設計→「いろいろ加工」→塗装→組立 

となります。「いろいろ加工」のほとんどを含むのがARM事業部、カバー範囲がとにかく広い!詳しく聞いてみましょう。

 

▶ARM事業部の仕事、前工程・後工程との繋がりについて教えてください。

設計開発部の描いた図面や、お取引先からの注文内容を生産管理部より作業指示書として受け取るところがスタートです。(生産管理部についてはこの記事をチェック!)

 

それをもとにCADデータを作成し、これからつくる部品の図を立体展開します。次に、レーザー加工で、鉄板に穴あけや切断を行います。それを折り曲げたりカーブさせたりするブレーキ作業があり、溶接をして、最後に検査をするところまで行います。

 

検査を合格したら、後工程の塗装事業部へ送ります。

 

▶前工程の設計開発部や生産管理部との連携について大切にしていることは何ですか?

いつ、どれくらいの受注があるか、事前の打合せを密にします。予定していた受注だけでなく、通常より短い納期の受注が割り込んでくることもありますので、イレギュラーも含めて、納期を守れるよう、受注の動きをしっかり打合せします。

 

▶後工程との連携についてはどうですか?

かつては部品加工が主な会社でしたが、いまでは組立まで行い完成品をつくる会社になっています。完成品の難しさとして、設計段階やARM事業部の製造段階ではわからなかった不具合が、最後の組立でやっとわかることがあります。数ミリの誤差により、部品同士の取り付けができなかったりということです。急ぎ、設計・組立と話し合い、作り直します。

 

▶急な案件や作り直しなどのイレギュラー対応になった作業者は大変ですね。

「えぇぇ(涙)」といった反応になりますよ。でもそこで「ごめん!お願い!」と言える関係をつくっておくことが大切ですね。

 

▶大川さんは入社10年ですが、どのような経験をされましたか?

複合機という大型レーザー機のオペレーターを6年、検査を半年しました。検査をやったことで、できたものと図面の照合ができるようになったので、CADデータ作成をやらせてもらうようになり3年目で、計10年です。

 

▶とくに好きだったことや難しかったことは何ですか?

オペレーターは、複合機に指示を与えて動き始めると手が空くので、その間にバリ取りなどをしますが、そういう手作業はすごく没頭できるんです。でも、CADデータ作成に来てからは、ずっと脳を使い続けるかんじで、最初は頭から煙が出てました(笑)3年目になり、今では絵を見た段階で部品を思い描いて判断していけるくらい慣れてきました。

 

▶今後、挑戦したいことはありますか?

お金の面、予算案や予算管理を上司から学んでいきたいです。それと、ARM事業部の作業でやったことがないのが、ブレーキ作業だけです。習得できればなんでも教えられるので育成の面でも貢献できると思います。

 

▶カバー範囲の広いARM事業部のすべてを学んだら、それこそ製造のスーパーマンになれますね!育成について、大事にしていることは何ですか?

前のめりな気持ち!その気持ち次第で吸収率が全然違います。指導する側も、その人にどんどん教えたくなりますから。前のめりな気持ちをもって、基本的な、返事をするとか、メモをとるとか、理解できるまで質問するとかそういう姿勢を大事にしています。

 

▶最後に就活生へのメッセージをお願いします。

しんどいこともあるけど、惰性ではなくて、昨日できなかったから今日はこれをできるようになってやろうという、自分なりの目標をもてたら、達成感も充実感もあります。やるからには、前向きに、明るく、楽しくいこうや!と伝えたいです!!

 

▶大川さんと話していると元気がでてきますね!ちなみに、栄光工業に入社した理由は何でしたか?

家が近かったからです!!当時、学校の先生に通勤時間が短いのは大事と言われたので(笑)

 

なんとシンプルな理由!笑 どんな理由で入社したとしても、やると決めたからには、前向きに、明るく、楽しく、ですね!

 

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