栄光の人

前編:社内起業制度で独立を叶えた社長にインタビュー

当社には、独立の夢を全力でサポートする制度があります。今回はその制度で独立を叶えた、N鉄工 野崎社長にインタビューしました。前編・後編でたっぷりお伝えします。

まずは制度についてご紹介します。


1,社内起業制度とは

栄光工業が、作業スペース・設備・消耗品・光熱費を無償提供するため、開業資金ゼロで独立できます。栄光工業が確保した仕事を行ってもらいます。

 

2,制度の目的

技術者が腕を磨いた先に、実力次第でさらに稼げる仕組みとして2002年頃より制度を設けました。将来は、社内協力企業(と呼んでいます)が規模を拡大し、県内に新たに工場を設けることで、高知県内の製造業の集積、人材の呼び込みに寄与し、産業の裾野拡大に繋げる狙いがあります。

 

3,独立の実績

これまで溶接と塗装の分野で11社の社内協力企業が生まれました。うち1社が昨年、県内に新たな工場の設立を実現しました。


▶N鉄工 野崎社長は2017年に溶接において独立されましたが、経緯を教えてください。

栄光工業には中途入社で、CADを使った設計を7年、溶接部門を3年やっており部門長を経験しました。娘の大学進学にあたり収入を増やしたかったことと、実力を試したいという気持ちから手を挙げました。

 

▶ご家族はどんな反応でしたか?

独立したら自分の体ひとつでやっていくので心配はされましたが、幸い私は丈夫なので後押してくれました。

 

▶現在はどんな働き方ですか?

1日10時間、日曜は休み、土曜もたまに休むという仕事量をしたいのですが、最近はコロナの影響で1日8時間、土日休みです。それでも収入は満足しています。

 

昨年から2名雇用されていますね。

一人は農業出身、製造業未経験の50代で家族の紹介でした。真面目でやる気があるので成長する方だと感じました。もう一人は以前一緒に働いていた後輩です。人柄も技量もわかっているので、安心して任せられます。

 

▶良い出会いがあったのですね。さらに雇用を増やしたいですか?

はい、二人が成長したら雇用を増やしたいです。その際は設備の増強も検討したいです。

 

▶もし社内起業制度がなかったら、どんな道を目指していましたか?

転職は考えていなかったので、栄光工業で昇進し、工場長のような現場の責任者を目指していました。

 

▶ずばり、社内起業制度で独立してよかったですか?

120%良かったです!本当に良かったと言い切れます。

 

▶嬉しいです!将来、県内に新たに工場を設けることを考えていますか?

直近はコロナで不安定なので様子をみていますが、最終的には実現したいです。その時は地元 芸西村へ帰ることも考えていますが、農業がさかんなので農業関連のものづくりが中心になるかもしれません。

 

▶夢が広がりますね。

自分次第でなんとでも仕事はもらえると思います。現在50代ですが、80才まで仕事をするのが目標です。

 

後編では、他の社内協力企業との関係や、これから独立を考える方に向けてのアドバイスを伺いましたので、ぜひご覧ください!

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