後編：社内起業制度で独立を叶えた社長にインタビュー

当社には、独立の夢を全力でサポートする制度があります。後編では、他の社内協力企業との関係や、これから独立を考える方へのアドバイスをN鉄工 野崎社長に伺いました。（前編はこちら）

 

▶社内協力企業は溶接と塗装の分野がありますが、同業の溶接各社ではどのような仕事分担をしていますか？

同業でも、設備によって取り扱える大きさが異なっていたり、得意不得意があるので、栄光工業側で判断して割り振ってくれています。

 

▶社内協力企業同士の関係はどうですか？

困った時にまず相談し、頼って頼られての良い関係ができています。例えば、納期が厳しい時や体調が悪い時などに助け合えますので、ふだんから仕事量や部材供給状況など情報交換をしています。

 

▶栄光工業の社員との関係はどうですか？

前工程の板金の方はもちろん、その他の社員とも密に関わっていますよ。

 

▶これから社内起業制度を利用して独立を目指す方にアドバイスをお願いします。

自己資金ゼロでほとんどリスク無く独立できるので、これほど条件の良い制度はそうそうないと思います。素晴らしい制度ですよ。やる気次第で収入を増やせるし、実力を試せます。体ひとつなので、自分の体調管理はしっかりしないといけませんね。

 

▶経理や労務に関して困ったことはありませんでしたか？

商工会に加入することでサポートしてもらえますので、問題ありませんでした。

 

▶独立にはそれだけの技量が必要ですが、溶接の場合は何が大切ですか？

作業で大事なのは、溶接部から離れたところへの影響を考慮することです。ここを溶接すると、どこに、どのくらい歪みがでるか予想し、それを見越して対処しながら進めないと、設計図通りに仕上がらないからです。なので、歪みの予想と対処方を身に着けるには、様々な経験が必要です。1度経験したことを次に活かせればよいので、同じタイプを反復するより、幅広い経験をする方が、技量を上げるのに大切だと思います。

 

▶当社には経験豊富なベテランがいますので、若手も吸収してもらえたらと思います。

前のめりに、先輩に教えてもらいにいってほしいですね。同じものを大量生産する会社なら少ない経験でも足りるかもしれませんが、栄光工業は多品種少量生産なので、積極的に学ぶことが大事ですね。

 

▶ありがとうございました！今後も社内起業制度で独立の夢を叶える人が出てほしいと思います。