栄光の人

《現場リレー#02》機械加工事業部

機械加工事業部

ブログシリーズ「現場リレー」では、製造現場の一連の流れを全6記事で紹介します。第2回は機械加工事業部 堀川さんに聞いてみます。

 

▶機械加工事業部の仕事概要を教えてください。

カットされた鉄やステンレスの材料を削ったり、穴を開けたりして、様々な形の部品を作り出します。マシニングセンタ、CNC旋盤、フライス盤、汎用旋盤、ラジアルボール盤などの設備を使います。

 

▶前工程、後工程とのつながりについて教えてください。

ARM事業部で鉄やステンレスの材料をカットします。それをどのように加工するか、生産管理部が作業指示書を発行するので、それをもとに機械加工事業部が作業します。その後、溶接してくっつけたり、ブレーキで折り曲げをしたりします。ものによっては、機械加工事業部からそのまま組立事業部へ送り、組み立てに入ることもあります。

 

▶機械加工には様々な設備がありますが、初心者はどのようなことから始めますか?

マシニングセンタやCNC旋盤は、コンピュータに作業内容を指示すると自動で様々な作業をやってくれます。便利ですが、使いこなすのは難しいです。まずは、汎用機を使って手動で切削や穴あけをするところから始めます。手を動かして、体で力加減を覚えていきます。できるようになったら、マシニングセンタやCNC旋盤へ挑戦していきます。

 

▶手動の汎用機に慣れるのにどれくらいかかるでしょうか?

人によりますが、3年くらいだと思います。「できる」のと「自信をもってできる」のは違うじゃないですか。3年くらいで自信をもち始められると思います。僕はもっと短い期間でCNC旋盤に一度移行したのですが、全然動かせなくて、汎用機に戻ったんです。これからCNC旋盤やマシニングセンタへ挑戦していきたいです。

 

▶熟練の方はどのような点が優れているのでしょうか?

CNC旋盤やマシニングセンタはいろいろな作業を行える設備で、作業ごとの工具の組み換えも自動でやってくれるのが特徴です。どのような順番でどの工具を使う作業をさせるか、作業者が考えてコンピュータに入力します。その設定次第で自動運転の時間を長くしていくことができます。初心者だと、自動運転の時間が短くよく機械が止まってしまいます。それと、ドリルなど工具の手入れをしたときの仕上がりも初心者とは違ってきます。

 

▶部門の課題、目標は何ですか?

職人としていろんな設備を扱える年配の方がいらっしゃいます。その方から僕ふくめて若手がたくさん吸収して、扱える機械、やれる作業を増やしていくことです。

 

▶堀川さんは20代で現場をとりまとめ、作業の指示をする立場になられています。当社は年功序列ではありませんので、年上の方も部下も多くいらっしゃいますね。昇進した時はどのような気持ちでしたか?

はじめは僕でいいのかなと思いましたが、任された以上はやってやろう!という気持ちです。部の雰囲気は良いと思います。自覚をもってやっていきたいです。

 

堀川さんの成長と、部の成長にこれからも目が離せません!

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